周辺知識いろいろ

最近読んだ本いろいろ。
books1707

一番右は山形のヒッポメンタルクリニックの五十嵐ご夫妻の本。
『心の健康を育むブレインジム』
意外かもしれませんがメンタルに特化したブレインジム本は今までなかったのです。
(東日本大震災の時に同じく五十嵐夫妻とたむら理事長が監訳した『トラウマからの回復』はメンタルケアの部類に入るかもしれませんが。)
ヒッポメンタルクリニックだけでなく、様々な現場のインストラクターが寄稿しているので、豊富な事例集としても読むことができます。

五十嵐ご夫妻は9/2(土)に福島駅前でストレスケアのワークショップをされるそうで、こちらもおすすめです。
インターネット上に情報が見つからなかったので、興味のある方は直接聞いてくださいね。
申し込み先をお伝えします。

続いて左は感覚統合の本。『これでわかる 「気になる子」の育て方
感覚統合はアメリカ発祥の発達支援ツールとして、日本では主に作業療法士の方から広まっているようです。固有受容覚、平衡感覚、触覚をキーワードに、発達の困りごとにアプローチします。ブレインジムや原始反射統合の考え方とともに使えそうな概念とメソッド。

そして、ちょっと過激なタイトルの真ん中の本。『脳を鍛えるには運動しかない!
たまたま見つけた本ですが、脳と運動の関係をブレインジム以外の視点から知りたいと思って手に取りました。アプローチとしては一定強度の有酸素運動を行うということで、ブレインジムとはちょっと違うのですが、運動によって脳の神経回路がつくられ強化される過程を興味深く読みました。筆者は精神医学を専門とする医学博士なので、ラットの研究やMRI画像をもとに、どのような変化が見られたのかが具体的に述べられています。
例えばブレインジムでは、神経信号の伝達に必要な水の話やシナプスでやり取りされる神経伝達物質の話はありますが、そもそも神経細胞が伸びて新しいシナプスがつくられるには材料としてのたんぱく質が必要だなと、これを読んで気づくわけです。かといってお肉食べりゃいいというのではなく、この本に出てくる実験結果からはむしろやや飢餓状態のほうが細胞内の抗酸化剤と保護たんぱく質の生成が増え、構造を強化するそうです。(一時的な)飢餓状態=適度なストレスがあったほうが、細胞の保護機能のスイッチが入り、結果としてよりストレスにも強くなるというメカニズム。
ちょっと話がそれますが、野菜が体にいいのは、野菜のもつ抗酸化酵素というよりも野菜のもつ毒(虫に食べられないようにするために進化したもの)が人間の細胞のストレス反応を引き起こし、結果として細胞で生成される抗酸化酵素が増えるからなんだそうです。その量は野菜のもつ抗酸化酵素の量よりはるかに多いとのこと。

ブレインジムって、基本的に経験則や他の分野で役に立ったものを取り入れて作られています。一応理論もありますが先に理論ありきではなく、あくまで経験則に基づいたメソッドから導き出されたもの。だから理論に基づいていれば何でもうまくいくというのはちょっと違って、理論には足りない部分や、もしかしたら間違っている部分もあるかもしれないという目は常に持っていたいと思っています。原始反射の統合の話もしかりです。
だから他分野の本を読んで共通点や逆に違う点を見つけることでより理解が深まって納得できたり、新たな疑問が生まれたり。
そうやって、より自分にフィットしたツールになっていくのかな、なんて思います。

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