ブレインジムと発達支援

4月25日のブレインジムの体験会のこと、いろいろな方にご紹介いただき嬉しく思っています。

さてブレインジムとは何なのか。
説明の切り口はたくさんあって老若男女誰にでもおすすめなのですが、いろいろお聞きしていると、特に関心が高いテーマのひとつが発達支援のようです。

ブレインジムと発達支援の話題でよく出てくるのは原始反射の話。
原始反射とは胎児期から乳児・幼児期までに出現する反射運動で、まだ発達が十分でない時期に生きることや成長することをサポートする、自動的な動きです。
わかりやすい例でいえば手をぎゅっと握りしめる把握反射や、おっぱいを吸うための吸啜反射。ほかにも姿勢にまつわるものなどたくさんあります。

この原始反射は必要がなくなれば適切な時期に統合される(出現しなくなる)のが理想なのですが、統合されずに残ってしまったり、ストレスで再出現したりして、そのことが自在な行動を妨げたり感覚過敏を引き起こす原因になっているのではないかと言われています。なにしろ「反射」なので、意思でコントロールすることができないのです。
その原始反射の統合を進めるのに役立つと言われているツールの一つがブレインジムです。

発達障害と呼ばれるケースでは、この原始反射の残存がみられることが多いと聞きます。
(つまり発達障害が内包する困難を無理やり押さえつけたり、努力だけで解決しようとすることは過度のストレスや二次障害を生むリスクが大きく、プラスになることだとは思えません。)
そのためブレインジムなどによって原始反射の統合を促すことが、発達の問題を抱える人がより快適に過ごし、ベストな状態で次のステップに進む助けになるようです。

私の個人的な意見としては、原始反射の残存というか、“育ち残し”のない人なんていないと思っています。成長のために必要なことを完璧に網羅して大人になった人なんて、いなくて当たり前。
だから原始反射の統合が進めば、誰でも、その人にとってのベストな状態に立って次のステップに進む楽しさを味わうことができると思っています。ブレインジムは、そんなステップアップの楽しさをフォローする素敵なツールです。

そしてもうひとつ、大事なことはブレインジムは「やらせる」ものではないということ。
発達にいいらしいと聞くと、つい子供にやらせたくなってしまいますが、ブレインジムでは本人の意思・意図を尊重します。自ら楽しんでやることが大事。
「子供は大人が余計なことをしなければそのままで完璧なのだ」とは、ブレインジム創始者ポールさんの言葉。でもこの“余計なことをしない”が、なかなか難しい(大人だって不完全なんだから)。だから「まず子供を取り巻く養育者や教師がブレインジムをしましょう!」ともおっしゃっていました。

楽しければ子供も自然と真似しますし、なにより全身を使って思いっきり遊ぶことが子供にとっては原始反射の統合を促す近道。子供がやりたがる動きや遊びは、その子の成長にとって必要な動きなんだそうです。

そういうわけで。
発達支援に役立つブレインジムですが、子供たちに必要なことを見極められるようになるためにも、大人自身が成長する喜びを思い出すためにも、大人にこそ試してみてほしいな、と思っています。わくわくして楽しそうで、新しいものにも喜んで飛び込んでいってしまうような大人って、子供にとってもきっと素敵なお手本になるんじゃないでしょうか。

lazyeight
ブレインジムでよく使われる“レイジーエイト”=なまけものの8のかたち。
もっと大きく作って実用化してみようかな?

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